
?…好き…?
第37章 あの日…
でも…友情にしろ恋愛にしろ『好き』と口にされたのは、初めての様な気がする…
好きだけど、これ以上好きになりたくない?
「もっと…好きになっちゃえよ…」
自分でもワケの分からないことを口走ってしまった…
『好き』と言われて、とてつもなく嬉しかった…
だけど…それじゃいけない…と思う自分もいた…
一糸纏わぬ彼女の姿…
綺麗…と思った…
抱きしめたい…そう思った…
でも…心の葛藤が、俺の身体を反応させなかった…
風呂から出た。
お互いタオルを巻いただけだった。
「こんなこと、初めてよ…こんな身近な…同じ職場の人とこうなるなんて…」
受け取り方次第で、そこらの奴と遊ぶのと違って、それだけ好き、と言っている様に聞こえた。
………
そう…
あの日の…
記憶…
俺は…?
俺はいったい…
どうすれば…
いいんだ…?
どう…
したいんだ…?
………
彼女は出産前、免許証の更新の時に、以前していたというコンタクトレンズをする様になった。
髪は妊娠中カットが大変だから、と少し短目にしていた。
病気が分かって、妊娠をして、出産をした彼女は、あの日の彼女とは少しばかり違っていた。
なのに、考えてみれば、俺と彼女が『男と女』として何かした時は、どういう訳か『決まって』と言っていい程、彼女は眼鏡をかけていた気がする。
そう…
コンタクトに変えた後も。
入院中だったり、理由は様々だが。
でも…
ここ1年ばかりの彼女は、殆どコンタクトレンズ…
髪も…
幾らか伸びても…
産後抜け毛が激しいから、と…
結んではいなかった…
何だか…
彼女は変わっていっている気がする…
俺は…
何も…
何にも変われていないというのに…
好きだけど、これ以上好きになりたくない?
「もっと…好きになっちゃえよ…」
自分でもワケの分からないことを口走ってしまった…
『好き』と言われて、とてつもなく嬉しかった…
だけど…それじゃいけない…と思う自分もいた…
一糸纏わぬ彼女の姿…
綺麗…と思った…
抱きしめたい…そう思った…
でも…心の葛藤が、俺の身体を反応させなかった…
風呂から出た。
お互いタオルを巻いただけだった。
「こんなこと、初めてよ…こんな身近な…同じ職場の人とこうなるなんて…」
受け取り方次第で、そこらの奴と遊ぶのと違って、それだけ好き、と言っている様に聞こえた。
………
そう…
あの日の…
記憶…
俺は…?
俺はいったい…
どうすれば…
いいんだ…?
どう…
したいんだ…?
………
彼女は出産前、免許証の更新の時に、以前していたというコンタクトレンズをする様になった。
髪は妊娠中カットが大変だから、と少し短目にしていた。
病気が分かって、妊娠をして、出産をした彼女は、あの日の彼女とは少しばかり違っていた。
なのに、考えてみれば、俺と彼女が『男と女』として何かした時は、どういう訳か『決まって』と言っていい程、彼女は眼鏡をかけていた気がする。
そう…
コンタクトに変えた後も。
入院中だったり、理由は様々だが。
でも…
ここ1年ばかりの彼女は、殆どコンタクトレンズ…
髪も…
幾らか伸びても…
産後抜け毛が激しいから、と…
結んではいなかった…
何だか…
彼女は変わっていっている気がする…
俺は…
何も…
何にも変われていないというのに…
