テキストサイズ

?…好き…?

第37章 あの日…

「…あっ…凄い…凄いよっ…」
「…ンッ…アッ…」
あぁっ…
でもっ…
もう…
もうっ…
気持ちいいっ!
「…イクッ…イクよッ…」
「…うんっ…ハァッ…」
あぁっ…
ホントにっ…
「…ハッ…アンッ…」
カッ…
ワッ…
イイッ…
オ○ン○…
気持ちっ…
いいっ…
最っ…
高っ…
イクッ!!…
「…うっ…あぁっ!!」
俺は…
果てた…
彼女の中で…
一緒にシャワーを浴びた…
またカラオケをした…
最高の気分だった…
肉体的な快楽、と云うことではなく。
心から嬉しく思った…
………
全部、覚えている。
全部…
全部…
2度目は…
何かが違う感じがした…
考えてみれば、それからずっと…
分からない、分からないと思いっぱなしだ…
彼女は、個人的に会ってくれる。
仕事の事は勿論だが、子供の事とか、愚痴とか、笑い話とか、色々な事を話してもくれる。
食事も、一緒にした。
買い物も、何度か一緒にした。
そうやって、彼女と過ごす時間(とき)は、楽しくも、嬉しくもある。
だけど…
だけど俺は…
俺は、俺は…?
どうしてだ?
どうしたいんだ?
彼女の身体が目当て?
確かに、彼女を抱きたい…
彼女に触れたい…
でもっ…
それはっ…
それ…はっ…?
………
いや…
そんな事しなくってもいい。
出来なくったっていい…
彼女は、2人目の子供を産んだばかりの人妻で…
俺は…
愛する妻と、大切な子供を持つ身で…
だから…
いいんだ…
いいんだっ…
………
なのにっ…
なのにっ、俺はっ…
………
クソッ…
ワケが分からない…
何だって…
こんな…
こんな気持ちに…
………
一緒に過ごして見る、彼女の様々な顔。
楽しそうに笑う顔。
ちょっと疲れてそうに、目を擦る眠そうな顔。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ