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12年えっち

第1章 出会い。

太ったおばさん二人もすれちがえない狭い階段で4階まであがった。

廊下突き当たり右の、妙にたて細長い教室が、あたしたちT3の教室だった。


「あと少し時間があるけど、先生が来るまで自由だからね。」

「ありがとうございました。」

「あ、もし買ってないテキストを使うことになったら、受付でコピー渡すから。」

「わかりました。」

ぺこぺことお辞儀をしてから、前に貼ってある座席表を見て席を探した。

「本山…咲桜…もと…も…あった!」

窓際の4列目。


眠くなるな、絶対。

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