『ママ』
第10章 ママ
主人に呼ばれた場所に行くと真は外にいて、かくれんぼでもしているかのように見つかりにくい所にいて体育座りをしながら何かを呟いていた。
真は体育座りを不安な時によくしていた。
近づくとその呟きがはっきり聞こえてきた。
『まま、いない。』
『まま、いない。』
『まま、いない。』
と…。
私は真が見つかった安堵と。
初めてママと言われた嬉しさで涙が出た。
真に近付き
『ママ、ここにいるよ。』
と話すと真は体育座りを辞め私に抱きついてきた。
真は抱きつくこともなく、こちらが抱こうとすると嫌がる。
でも今日は真からしてってきたんだもん。
いっぱい抱っこしていいよね?
不安にさせた罰と
初めてママって言ってくれたご褒美に…
ぎゅーっと抱っこさせてね。
おわり
真は体育座りを不安な時によくしていた。
近づくとその呟きがはっきり聞こえてきた。
『まま、いない。』
『まま、いない。』
『まま、いない。』
と…。
私は真が見つかった安堵と。
初めてママと言われた嬉しさで涙が出た。
真に近付き
『ママ、ここにいるよ。』
と話すと真は体育座りを辞め私に抱きついてきた。
真は抱きつくこともなく、こちらが抱こうとすると嫌がる。
でも今日は真からしてってきたんだもん。
いっぱい抱っこしていいよね?
不安にさせた罰と
初めてママって言ってくれたご褒美に…
ぎゅーっと抱っこさせてね。
おわり
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