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暗い少女は明るい少女?

第15章 修学旅行記

「おはようございます。」

「さて、今日1日案内させていただきますが東京は初めてですか?」

「はい。」と大半の人。

皆は初めてなんだな。そりゃあそうか。西日本に住んでいたら関西に行くことはあっても関東なんてめったに行かないし。 

「ここら辺のビルはとても大きく晴れの日には窓からオフィスの中が見えたり…」

バスガイドさんが言い、僕は窓から正面のビルを覗いた。
確かに廊下が見える。すごいなあ。

やがてバスは高速に入りSAに停まった。

「ここで一旦、休憩とします。」

ほぼ全員がバスから降りた。
トイレに行く生徒、自販機に向かう生徒、何となく外の空気を吸いに行く生徒。
僕も外に行こう。
僕はトイレに立って帰ってくるとまだ女子の大半の人が帰ってこないのか席に座ってるのは大半の男子と灰音と美奈だけだった。

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