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北条柊一に会ってから純は変わった。
少し丸くなったのだ。

｢柊一、お前、最高！あははっ！｣

教室の隅では純と柊一が談笑していた。
柊一の明るくて多少天然なところは人を和ませ、相手の警戒心を解かすようなところがあった。
純の変わり様は周りの目にも大きく写った。
今まであの鋭ささえ無ければなぁと思っていた純はすっかり丸くなり、鋭さを感じさせなくなった。
もちろん、周りが黙ってるハズがない。
純は瞬く間に人気者になった。