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暗い少女は明るい少女?

第53章 僕の弟

「希一。希一、寝てんのか?」

僕は弟の携帯が鳴ってるのに気付いてソファに横になっていた希一に声を掛けた。
因みに今日は予定無しの休日。
ここのところ忙しく、平日でも遅くまで起きて勉強していた希一はソファに横になっていたら、いつの間にか寝てしまっていたらしい。
希一は僕とは兄弟だが、見た目は所々違う。
僕に比べて肌の色は黒く、髪の色は漆黒の僕よりは薄く、焦げ茶色で、目は僕と同じように大きいが色が違う。
少し灰色がかった薄い目の色をしていた。

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