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暗い少女は明るい少女?

第51章 僕が好きなもの

「それ、なんだ?」

純が美奈と同じく僕が抱えてる詩を書いたノートを気付き、聞いてきた。
さすが双子だ。
さっきと全く同じ展開。

「何でもない。」

僕は言い切って肩掛けカバンにノートをしまった。

「…で美奈がどうしたって?」

純の問いに僕は俯いた。
まあ純のことだから、しつこく細かいところまで聞くようなところは無いだろうし、美奈が心配になるのも分かる。
僕はノートに詩を書いていたこと、美奈に見られたこと、その場から逃げ出したことなど大まかに話した。

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