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暗い少女は明るい少女?

第51章 僕が好きなもの

長いこと恋愛してないと恋心を忘れてしまうのだろうか。
嫌だなあ、モヤモヤする。
これってジメジメして湿気の多い曇りの日に似ている。
こういうのは嫌いだ。

「柊一!」

いきなり名前を呼ばれて驚いて振り向くと美奈だった。

「美奈か。」

「なあに?美奈かって!」

「別に何でも無いよ。」

僕は膨れっ面をしている美奈を見て苦笑した。

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