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暗い少女は明るい少女?

第50章 紅い竜と蒼い光

「確かに竜くんは悪くないかもしれないけど仕方ないよ。気が合わないのはどうにもなんないし。大人の事情って言っても僕たち分かってるつもりだよ?」

僕の後ろから声が聞こえて驚いて振り向く。
光さんだった。

「水沢灰音さん、あなたはある推測が頭を過ったんじゃない?」

「…」

灰音は黙って下を向いていた。

「いいよ。柊一くんに話してあげて。」

「でも…」

「いいから。」

僕は何が何だか訳が分からない。

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