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暗い少女は明るい少女?

第50章 紅い竜と蒼い光

「言いたくなかったら言わなくて良いよ。でも1つ良い?」

「???」

「一緒に飯食って良い?」

「良いけど?」

純なりの優しさだった。
1人でいればいるほど憂鬱になる。
だから純はそれが分かった上で一緒にご飯を食べて良いかと聞いたのだろう。
純の気遣いが僕にとっては嬉しかった。

「純、」

「ん?」

「ありがとう。」

「俺、なんか感謝されることしたか?」

どうやら無意識だったらしい。

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