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それにしても…
僕は不思議に思っていることを聞いた。

｢なんで僕が拉致られて監禁されていることと居場所がどうして分かったの？｣

すると純はニッと笑った。

｢バカだよな。白昼堂々と誘拐するなんて。だから柊一も警戒してなかったんだろうけど。｣

僕は首を傾けた。

｢白昼堂々と誘拐なんてしてたら誰かは目撃してるよな。普通。｣

｢じゃあ、誰かが僕が拉致られているのを目撃して純に伝えてくれたってこと？｣

｢そ。お前のこと、よく知っている女子大生がな。｣