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暗い少女は明るい少女?

第48章 大学の友人、相沢さんの秘密

マズイ…。
僕の手帳には予定だけじゃなく、友人のアドレスなども書き込んでいた。
僕は喚いた。

「なんだってンだよ!放せ!放せよ!」

冷静にならなきゃいけないのに“こういう時”に限って人はパニックに陥るものである。
今の僕がまさにそれだった。
喚いたって仕方がないのは分かっていた。
喚き続けて、いい加減疲れた時だった。

コンコン

「っ!」

気位が高そうな女性が入ってきた。
この顔…!

宮城百合であった…。

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