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暗い少女は明るい少女?

第48章 大学の友人、相沢さんの秘密

「興奮して熱出しただけ。解熱剤飲んで、寝てたら治るよ。大したことない。」

僕はそう言って笑った。
灰音と相沢さんはつられて笑った。

「昨日のこと…あの…ゴメンね。あと…ありがとう。庇ってくれて。」

相沢さんが言う。
僕は言った。

「相沢さんは何も謝るようなことして無いだろう?あと庇ったのはただ単にあの男子がむかついただけだし。気にしないでよ。」

これは本心だった。
灰音が相沢さんに片目を瞑ってみせた。

「言ったでしょ?柊一は気にしてないって。」

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