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暗い少女は明るい少女?

第48章 大学の友人、相沢さんの秘密

その時、僕の頼んだオムライスが運ばれてきた。
同時に灰音が頼んだカルボナーラも運ばれてきた。
僕たちは取り敢えず話を中断して食べることに専念した。
会計を済まし外へ出た時、灰音が僕の服の袖を引っ張った。

「なんだ?」

「ねえ、あれ、揉めてない?」

「あれ?」

「あそこよ。商店街の入り口。」

灰音の見ている先を見たら確かに人が向かい合って話している。
明らかに穏やかな状況じゃない。

「あれ?」

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