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海蛍

第2章 2012年 夏

寝室へ入りベッドに横に横になる。


さっきまで必死で我慢してた涙がダムが決壊したかのようにとめどなく流れる。




私がずっと逢いたくても逢えなかったハル


毎日毎日あの最後の夜を思い出して


ハルを忘れられなくて・・。




やっと・・やっと再会出来たハルは

雅人の・・旦那の弟。

私の事も忘れてて・・・。



《初めまして》

《どっかで逢ったけ?》



の彼の言葉が頭の中ぐるぐる駆け巡る。

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