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いいから早く俺のものになれよ

第4章 なんで・・・

「じゅん・・・や?
 どうして・・・。」

「美幸!」

俺は急いで駆け寄り抱きしめる。

「美幸。
 大丈夫か?
 ほんとにごめんな。
 大切な奴に
 こんな思いさせるなんて
 俺、彼氏失格だな。」

「抱きしめないで・・・。
 あたし、
 汚れてるから・・・。」

美幸が泣き出す。

「ほんとにごめん。
 全部俺のせいだ。」

俺が・・・。

すぐに追いかけれてれば。

美幸はこんな目に・・・。

「ほら、乗れ。」

美幸を背中におぶると
家へ向かった。

お互い無言だった。

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