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redcross

第1章 ツーショットダイヤル

オヤジが座ってる横に腰をおろした。


『名前何て言うの?
俺は響って言うんだけど…』


ふっ…。
似合わなっ!
どうせ偽名でしょ。
私も偽名でいいや…。、


そう思った私の頭に浮かんだ名前は[リカ]だった。

『リカって名前。』


『そうなんだ。こうゆうの慣れてない?』


『うん。はじめて。
ツーショットダイヤルに、電話したのも、会うのも。




ヤルのも…。』



私は[ヤル]と言う言葉を発言したと同時に響から目をそらしてしまった。


恥ずかしかった。


[ヤル]という言葉を発言することが…。

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