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FREE BIRD

第39章 背徳の上の想い

「ニューヨークに行ったらさ、美穂さんにお土産買ってくるよ。 何がいい?」


漕ぎながら無邪気な笑顔で言った。


新しい仕事に夢を託し、希望に満ちてキラキラしていた。


「私に似合うもの誠さんが選んできて…」


私はそう応えた。


お土産なんて要らない。


自分の人生を前向きに向かっている誠さんを私は見ていたい。


頑張ってるあなたが好きです。



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