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FREE BIRD

第38章 エロティックに乱れて

言いたい言葉は多分二人とも一緒だ。


窓の景色は既に日を落とし始め夕方から夜に変わろうとしていた。


薄い青と紺の夜空のコントラストの中、

一筋の濃いオレンジがビルの間に沈んでゆくのを僕達はジッと見ていた。


一秒も美穂さんとの時間を無駄にしたくなかった。

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