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お姉ちゃん、一緒にアソボ?

第3章 play 2

昔は、ホントに数えるぐらいしか会って無いのに…

私になついてくれてたのは悠真君の行動で解ってた。

悠真君が私を見つける度に「お姉ちゃんっ」って満面の笑みで抱きついてきたし、

チョコチョコ私の後ろを歩いてついて着てくれた。

一人っ子の私は、それが可愛くて可愛くて仕方がなかったのを覚えてる。

だからこそ、悠真君が引っ越したってゆうのを聞いた時…

ちょっぴりショックだったんだ。

…て言っても、ちょうどその頃は
先生の事もあったから…

あんまり深くは考えられなかったけど…

真優は懐かしい思い出に浸りながら外靴に履き替えると外に出た。

ポカポカと暖かい空気が二人を包む。

なんだろ…
こんな事を考えてたからかな?

悠真君に……

──会いたくなってきたな……

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