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君のため。

第151章 私の存在意義。

まだ彼氏彼女の時、


抱き合うことで
全てを忘れられる、


って彼は言っていた。



再会して彼と抱き合ったこと。

どうすることもできない過去についてほとんど喧嘩みたいなメールをすること。

彼にとってはどうでもいいエッチな相談をすること。

また彼に抱き合いたいと挑発すること。


全部、
彼の過酷な現実を
少しでも逃避させてあげるためでもあるなんて、
どうせ無神経な彼にはわかってないんだろうな。

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