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君のため。

第116章 たどり着く。何度も。ありがとう。

~再会から~の話が

やっと、

◇今の気持ち◇に追いついた。

これで大体、全部のお話。

自分の記憶に抱えておくのは辛かったので、

ここにこうして落としていくことができて本当に良かった。

すこし軽くなった。

すこし冷静になれた。


この場所がある限り

私は何度もあの頃に帰っていける。

本当に自分に起こったことなのか信じられない
嘘みたいな話。夢みたいな話。

これからの人生で私は何度もこの思い出に逃避することとなるんだろうな。

あの時彼と一緒になっていたらどうなっていたんだろう?
って。

それは絶対に起こりえないことだったんだけど。

でも現実を逃避するために
きっと考えてしまう。何度も。何度も。


たとえ許されないことであったとしても一度きりの人生、
こんな時間が
こんなドキドキする楽しい時間が存在していてもいいんじゃない?

いっぱいいっぱい傷ついたんだけど、色々終わってそう思う。


だから、結局、

ありがとうね。ヒロくん。

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