テキストサイズ

君のため。

第112章 ~面倒な面倒なメール~

私は謝ってしまう。

そして彼も。

彼女さんへの不安で精神的におかしいからお金にこだわるのかもしれないって。
本当はお金なんてどうでもいい。
5月まで連絡できない彼女さんのことばかり。

そして、私に言わなくてもいいことをわざわざ…。

「こんなこと言いたくないけど、また抱いてほしいってそんなことしても以前みたいには抱くことは出来ないし、しょうがないんじゃないか?」


…あのねー。女に恥をかかすなー!!
だから、
いつの日かって思わせてほしい、
と何度も言ってるでしょう?
本当にできるなんて思ってない。ただ、そう思ってドキドキしたいだけなの!


そうだ。
この人に裏の意味を読ませるのは至難の技なんだ。
額面通りしか受取れないんだ。


面倒なメールはどんどん続く。

この期に及んで、また彼女さんのことを相談してくるので、
さすがにもういいやって。
…自分で考えてね。幸せにね。とサヨナラメール送ったら、

「自分で考えられないから言ってるんやろ!人の感情かき乱すだけしといて、もうええわ!」

放っておいたらいいんだろうけど、アドバイス。
ついでにこちも言いたかったことを。

…逃げたくせに謝ってもらってない。
色々素敵なこと言ってくれてたから。ディズニーランドで結婚式、お揃いのパジャマ、温泉旅行、それを踏みにじったん誰?
しかも勝手に私が振ったことにして。
それを言い訳にして逃げたくせに。


そして彼の返信がおかしくなって。
ごめんなさいとありがとうばかりのよくわからないメール。

…おちょくってるの?
泣いていいのか怒っていいのかわからない。

「許して下さい。自分でも何を打ってるのか…?」

…許さない!
コンビニで襲われた後、強姦罪で訴えたら。この罪深き人が裁かれてたら良かったのに、って思った(ー ー;)

「ごめん」


そしてメールが途切れたと思ったら…。


病院行ってたって。
ストレス性障害だったって。


…弱すぎるよ。
そんなんで彼女さん守れるの?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ