カメラマンと私の日常。
第1章 第一章
それは1週間ほど前のことだった―。
俺は、気晴らしにとキャバクラへ行ったのだ。
そこはお触りまではいいという店で、価格もそこそこだったのではいることにした。
店に入り、俺は一人の子に目をつけた。
「…この子で」
どことなく誰かに似ている気がしたが、とても可愛かったので気にしなかった。
しばらく待つと、その子が入ってきた。
「こんにちは~和(なごみ)です!!ご指名ありがとうございますっ…………………………ぇ???」
その子は、よくよく見れば俺の知っている人にそっくりだった。
…というか、その人としか思えなかった。
「…二宮さん???」
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