
大人の恋は、慎重に。
第14章 Ⅹ-Ⅳ
部屋の荷物を車に押し込み、
ドアをしめる。
『…4人はきついかぁ。』
「とりあえずババァは運転だろ?」
免許もってんのは
私だけだからね。
「美雪は家わかんねーし。
しゃーねーな。
俺と美雪は電車でいくから、ブスとユッキーは、先に車で運んどいて。
移動は楽すんだし、重いもんから部屋運んどけよ。」
「すまん硫、みゆちゃん。」
「いーよいーよ!夏帆さん、ヨロシクお願いしますっ!」
『んー、2人とも気ぃつけてね!』
「てめーの運転よりは安全だ」
…言い返せないぞ。
