
男子高校生が描くエロゲー
第5章 統夜
ケースのパッケージに映るのは、口元まで映る数人の男たち。
目の前にいる全裸男は、俺たちが選んだあの男そっくりだった。
「ちょちょちょ……ちょっと待て!
なんで…ゲームの中から…え?」
「お、おい宮落ち着けって……」
「あははっ!
見なかったの?キャラが暴走することがありますって。
暴走しちゃった!俺」
……確かにそーゆー表示はあった。
だけど……「始まってすぐ暴走かよ……」
「こんなことってあんの……?ごめん隼人。」
宮は顔をひきつりながら謝ってくる。
