無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「お前、ズルいだろ」


『えっ？んっ…』


彼奴はこういう状況に対して鈍感で、教えてやらないと気付かない。

だから俺がいつもその度に気付かせてやると、彼奴は顔を赤くしてようやく目線を反らす。

今回も、向き直った彼奴に俺が口づけしてやっと状況を把握した。


「お前、本当に鈍感だな」


『士だって、いつも気付いたらこんな状況なんだもん。無理だよっ』


ちょっと夏海っぽい反応だったが、やっぱり悪い気はしない。

逆にそれが可愛いと感じて、気付いたらまた口づけていた。


「今日は全体離してやらないからな」


『もう、士ったら‥』


次の瞬間素早くワンピースを腰まで脱がして、首筋に愛を落とした。