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変愛(へんあい)?!

第7章 第二部:約束事

もちろん、記念すべき初体験はお流れになる事は言うまでもない。


良かったような…
やっぱり残念のような。


オレは相当落ち込んだ表情だったのか、亮ちゃんに頬をなでなでされてから、引き寄せられて亮ちゃんの胸に頬をつけた。



「タイちゃん…オレ、安兄の気持ちちょっとわかるから…。」


「ぅえ?」


「照れ臭いじゃん、今更好きだなんて。言わなきゃ伝わらなくても…態度で少しは気付くだろって。
姉ちゃんだって、6、7年追っかけ回されてればわかるはずだろうし。
どうして良いか分からない相手を好きでい続けるのって…結構キツイじゃん?
オレの場合はこうやって成就したけど…ね?」

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