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笑顔の空。

第2章 切欠 ‐きっかけ‐

目が覚めたら、私は部屋のベッドだった。


まぁ、部屋の天井が目に入ったし?



…どうやら、思考がストップしたらしい。



この辺、よく穂乃に天然って言われるなぁ…。

えーと、今は…暗いし夜かな?

『起きたんなら言えよ』

……………………。


うげ…。


居たんだ。




『つーかさー、キスしたら気絶するって何?何なのアンタ?』



き、ききききキス!?



思わず飛び起きる。


「キ、キスしたんですかっ!!」



『? うん』



どどどどどうしよう。



すすすす好きでもないのにっ



ど、ど動揺がかくせぬっ…



『何?もしかして初?』


「ち、違うっ!!」


そう。


確かに初めてじゃない。




私には彼氏が居た。


思いだすだけで吐き気がするけど。

とんでもない束縛男と付き合ってた事がある。

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