
可愛いアイツ(^з^)-☆
第2章 Ⅱ 戸惑い
でも、避けられるよりも
友達としてでも
楓の側にいたい…楓の笑顔をずっと
見ていたいんだ…だから…
クソッ 今日こそは捕まえてやる
『楓 』
逃げようとする楓をマジ走りして
ガッチリ腕を掴む
力一杯引っ張って俺の胸に閉じ込める
『楓、ごめん違うんだ
話聞いてくれ!女に楓を取られる
のが嫌だったんだ…
今まで通り遊べなくなるし!
りかちゃんに取られそうで…
あんな言い方して…ごめん!!
仲直りして…なっ…なっ
お前とこのままなんて俺……
耐えられないんだ!何度だって
謝るから 許して、頼む』
「……苦しい…」
閉じ込め過ぎていたらしい…
「…こっちこそ …ごめん菊ちゃん
俺ムキになって、意地はって
涼二とは、ずっと一緒に居た良いんだ…俺の事一番理解してくれるし!
俺もこんな事になって
どうしたら良いか解らなくて」
目をうるうるして、半泣きで抱きつく……うっ!まじヤバいそれ、その顔
『楓、
俺応援する…りかちゃんの事』
「ありがとう~涼二大好き」
ああ、ほら笑った…
俺の好きな楓の笑顔…
これで良いんだ
俺の気持ちは、伝えない
でも、想い続けるのは構わないよな
一度でも別の意味で、名前で好きと言って貰ったんだ
それだけでもう十分だよな…
楓、好きだよ
ずっとずっと大好きだ
