
僕の初恋
第8章 2013年 止まらない時間
「…俺は、認めなかった。」
「えっ…」
「有理香が好きだったから。」
「…」
「まあ、まだその頃はまだ大人とは言えない年齢だし有理香は俺の事、可愛がってしかいなかったと思う。
今、有理香は大変だろうね。あの男、借金までしてたから」
「借金?どういう事…⁉」
「話はここまで。あまり言わないでと言われているし、有理香は本当に優愛達が好きだからね。嫌われたくはないだろうし」
「…すいません」
「まあ、今は優愛一筋だけど?」
宮原さんは私の方を向いてニヤけた
