
彼・彼女の言い分
第6章 キスの理由
「はいっ!出来た!!!高木クンありがとう。早く終わった〜。」
出来上がった資料を束にして、机に並べて…
「高木クン、ご褒美をあげよう!!!」
「はぁ…どーも…」
あ〜帰りたいんだよ!!!
まいったな…
「さ〜行こうか!」
鞄を持ち、「お疲れ様でした〜」と部屋を出ていった…
オイオイ!!!どこ行くんだよ!!!
面倒臭い人だな…
「この前、美味しいコーヒーの出すカフェがあるって、講師仲間が言っててさ〜。話し聞いてたら行きたくなってさ、高木クンにご褒美がてら…」
「どこですか?」
歩くのか?面倒臭い!!!
「〇〇通りの……?」
知らねーのかよ!!!
「まっ行ってみますか?」
そこまで美味いコーヒー…も気になるしな…
行ってみるか…
