テキストサイズ

彼・彼女の言い分

第4章 気になる理由


==============



あれから…


一週間もしないうちに…





大和さんから…メールが…来た…

【中学の後輩や知り合いをあたって…ハルのアドレスGet!
アドレス拒否とかなしな…チカちゃん?だっけ?
彼女?お前がゲイなのしってんの?
秘密はいけないよな〜】








大和さんからのメールで…

ケータイを持つ手に力が…入ってしまった…


俺の…連絡先は…いいとして…


なぜに…水上の名前まで…知っているのか…



大和さんは…何を言いたいのか…


関係を迫ってきたのだから…セックスがしたい…のだろう…



が…大和さんとは…そんな…気にはなれない…


思い出してしまう…あの…

痛みと…後悔…




だが…水上が…出てくる意味が…




【大和さん、彼女は俺がゲイって知ってますから…

彼女は関係ないですよね?】



急いで、返信をした…



ピロ〜ン


すぐに受信…

【な〜んだ!彼女…じゃないの?
だったら…相手して…俺、彼女と別れてチョーたまってんの!
ハルが相手してくれないのなら、チカちゃん無理矢理やっちゃうよ…ハルみたいに…】




手が…震えた…





だから…水上の名前…


駅前の本屋で…バイトしてたら…


何度かあそこを通る…水上も…


見かけていたかも…



人目を引く…美形だ…





大和さんが…よこしまな感情をもっても……








無理矢理…




水上を………







ストーリーメニュー

TOPTOPへ