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彼・彼女の言い分

第4章 気になる理由

『高木先輩…いい加減、正樹先輩と付き合ってください。』

この娘は!!!

古傷に塩を。。。。イデデ


「ここちゃん…それは無理ってもんだよ…」


『坂口さん…春には私がいるのですよ?
正樹クンは…お呼びでないのですよ』

「水上…お前は…」

水上の俺を犯したい宣言から…

発言が挑発的になっているような…


気のせいか…




『千花先輩も…こんなカスのどこがいいんですか!』


おい!!!今、カスって言わなかったか!!!


「今日は俺部活ないけど、放課後どっか寄って行くか?」

正樹〜俺を癒してくれるのか〜?

嬉しい!キュン


「あっ!ダメだ、今日は塾だ、
期末も近いしな…お前達とは違い…俺は少しでも成績上げないと、進路に問題が出てくる。」


成績は悪いほうではないが…俺の進みたい進路は…

もう少し…頑張らないと…


「そっか…頑張れ・・・

じゃっここちゃん一緒に帰ろっか?」


坂口はザッっと正樹から距離をおき、水上にくっついた


『…無理です…二人っキリは』

あ〜…正樹…そんなやつ誘うなよ〜

「ちぇっ残念、水上さんは?」


『私は、駅前の母の経営する花屋に用がありますから…途中まで、春と帰ります。』


ニコッっと微笑む水上の肩越しに…


猫のような坂口が睨んでいた…


野良猫…いや…化け猫…だな



「あ…じゃあ…途中、参考書買いたいから…駅前の本屋寄っていいか?」


水上の顔が明るくなった…

『デートですね』

「なぜ、そうなる?」


最近は脳内ツッコミが口から出てしまう…








最近…
水上が…違和感なく…カッコイイと…


思ったりもする…



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