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表は変人、裏は変態

第3章 先生

キーン コーン カーン コーン
 キーン コーン カーン コーン

とうとう放課後になった。


コンコン、ガララッ

あたしは数学準備室に入る。

「やぁ、じゃあさっそく始めようか」

「はい」


あたしは持ってきた数学の教科書の比例反比例のページを開ける。


「若松は授業ちゃんと聞けば、学年一位も余裕で取れるくらい頭はいいのにな」

「へ?」

「つまり、頭いいけどアホだよなってこと」


そう言って先生はあたしの口に綺麗な白いハンカチをあてた。

・・・なんか、おかしい。

だんだん眠くなってきた。

もう・・・起きてられない・・・。

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