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真っ赤な家庭

第3章 取調室



処分所の身元不明の遺体も気になる。



まるで自分達が行くのが分かっていて、見つけてほしいかのようにばらまかれていた。





しかも丁寧に遺体の内臓まで洗浄してまで。




倉敷家と関係がありそうだ。




中村が

「この時計止まってますけど壊れているんですかね?」



大きな柱時計の硝子扉を開けたら文字盤が少しぐらついているので、ずらしたら 何枚か写真が出てきた。



妙子と知らない女性が写っている写真と







そして加代子の夫



孝雄と一緒に妙子が 楽しそうに写っていた。





小降りだった雨が再び激しいスコールになるのを予言するように雷がなり続けていた。



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