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真っ赤な家庭

第3章 取調室



中村に合う前に庭師の所を尋ねた。


「ハサミねぇー、沢山あるよ。」


見せてもらった。


見たらハサミだらけだった。


その中でも一際異彩を放つ昔の鉄製のハサミそのものが大きくなった巨大な人の首が簡単に切れそうなハサミがあった。


「それは特別でね、昔使ってたけど、今は使ってねえな。」



「そうですか…
今使っている業者はあるのですか?」


「どうだろうな…
町田さんの所はあるんじゃないかな?」



「町田さん…」



「町田庭師だよ。」



「あのハサミに愛着があるって言うからまだ使ってると思うよ。」



一応顧客リストを見せて貰って調べたら何も引っ掛からなかった。



町田庭師へ行こう。

「ありがとうございました。」


「疑問があったらいつでもいいよ。」


笑って話してくれた。



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