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真っ赤な家庭

第3章 取調室


翌朝、
雨は弱まっていたが、陰湿な色の空からシトシトと止まる気配もなく降り注いでいた。




署についたら、慌ただしく中村が走ってきて


「処分所に遺体が発見されました。」




急いで処分所へ向かった。




遺体…


遺体はバラバラに切断されて、ばらまかれていてマネキンの手や足が転がっている感じに見えた。

今回はパーツが1つだけ無かった。



定番の頭部だ。





今回の事件は新米の中村にはキツいかもしれない。

中村は相変わらず、向こう側で嘔吐していた。


根の深い事件だろう。


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