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真っ赤な家庭

第3章 取調室




噂では社長は女性で鎌倉で大きな屋敷にすんでいた。





主人は仕事柄海外へ行ったきりで帰ってこないらしい。






「で…
デカイ…」


中村が思わず息を飲んだくらい、あまりにも敷地が広かった。


そういう中村も警察組織の大物の息子で出世したいが為に媚びを売るように誰しもが相棒になりたがっていたが、



何故か定年前の自分に白羽の矢が刺さった。



自分には出世など関係無いからだ。


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