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甘いキスを永遠に

第78章 危うい二人

麻実がぐるりとベッドの反対側に回り、スルリと布団の隅に潜った。


俺に背を向けている。


麻実のうなじが白く見えた。


手を伸ばしたい。


なのに伸ばせなかった。


またあの香りがした。

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