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甘いキスを永遠に

第75章 震える心

唇が離れると夏木さんは切なく私の頬の涙を拭った。


「君を泣かせるつもりはなかった。すまない」


その優しさが痛くて、余計涙が溢れた。


私は黙って車に乗った。


今何かを発したら、私の人生が崩れ落ちる気がしたから…


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