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甘いキスを永遠に

第56章 出産

「とりあえず、入院はしましょう」


そうあっさり言われ、私は6人部屋の奥のベッドに案内された。


看護師がテキパキと心音を聞いたり、
お腹の張りを調べたりして、一人納得している。


「頑張ろうね」


にっこり余裕の笑みで私を残して行った。


ううっ…また痛い。


時間は8時40分…


元哉まだかな…


不安になってきた。

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