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好きな空間

第14章 疑惑

二枚目には
"私も歳だ。
私に何かあったら、
息子達が帰ってくるだろう。

君は世間から見たら愛人もしくは恋人に過ぎない。


財産は全て息子達にいくだろうし、遺言書に君の名前を書いたら揉め事になるし、公になって君に気まずい思いをさせてしまうだろう。


公になってない金が 家の一番奥にあるから、自分の荷物があると言って持っていってくれ。



この手紙は直ぐに焼いてほしい。


君の幸せを願う。 "




公になっていないお金…
私は知っている。




二枚目は直ぐに焼いた。


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