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……どうしてこうなった?

第8章 初デート

「そっかなぁ? 結構みんな笑うけどなぁ……」

「そうやって」

くるっと振り返って優花は芹沢を睨む。

「そうやってたくさんの女の子騙してきたんでしょ? サイテー」

「騙してなんかないよ。お互いの意思で愛し合ったんだよ」

「うわっ……本気で引きます……」

「引くなよ……」

「先輩って何人の女の子と、そ、その……え、えっちなこと……してきたんですか?」

「えっ……そうだなぁ」

芹沢は記憶の糸を手繰るように上目遣いで空を見上げ、指を折り始める。

「えっ……」

指の折れ具合にドン引きしながら、その様子を眺める。

「なぁ優花。セックスじゃなくて指とか口だけのも入れて数えるのか?」

「もう結構ですっ!!」

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