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「そのためには自分が納得したボーカリストが必要だ」


そう言うと、サラリーマンの兄ちゃんは真剣な瞳でオレを見つめた。


「だから俺の気持ちは変わらない、
君の声が欲しい…」


「！」


「君の声で、《REAL AND GLAY》を再結成したいと思ってるんだ」


「…///」


「返事はいつでもいいから…とりあえずそのCDを聴いて、考えてみてくれるかな？」


サラリーマンの兄ちゃんはそう言うと、フッと表情を和らげた。