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359°

第3章 高まりと迷い


「リアルアンドグレイ…?」


…聞いたことないな。


「数年前、俺たちが活動していたバンド名だよ。当時はメジャーデビューする手前までいったんだけどね、訳あって解散したんだ」


は!?
メジャーデビュー!?
どうりで上手いわけですよねwww


「俺はまた…
この《REAL AND GLAY》で、音楽をやっていきたいと思ってる」


サラリーマンの兄ちゃんは真剣な口調で話し始めた。



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