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第8章 過去と現在



やめようとした時もある。
だけどユキが居場所を探していたように、REAL AND GLAYは拓哉にとって大切な居場所だった。



拓哉は音楽に触れてないと、死んでしまうのだ。



大切な人を失い、音楽に苦しめられ、だけど行き着く先はやはり音楽なのだ。



俺は音楽の世界で生きるよ…
お前は俺を恨んでるかもしれないけど
これが俺の生き方なんだ。



ユキの墓前でそう誓った拓哉。
もう…迷わない。





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