
ホストクラブの罠(不良総受け)
第6章 媚薬効果
――※続けて大和視点※―――
俺の心臓ヤバいくらいはやい。
瑠希さんを胸に抱きしめて、ギュッと強く背中を引き寄せる。
ありえない位の密着で、瑠希さんの髪の毛のいい匂いや、服から香る柔軟剤や、まるで誘ってるみたいに熱い身体が、俺を惑わせた。
抱きたい・・・
このまま・・・
最後まで・・・やってしまいたい。
俺の腕のなかで乱れて欲しい。
そして俺を求めて欲しい。
「く、苦しいって・・・
大和・・・ちょっと力・・強ぇ・・って」
そう言いながら、縋る様に俺の腕に指を絡める瑠希さん。
―――――限界―――――
「瑠希さん、ごめんなさい・・・
我慢・・・できねぇっす。」
「え?な、何が・・・んんん」
俺はキスをしながら自分のシャツを脱ぎ捨てた。
そして、次に瑠希さんのシャツを強引に脱がす。
「や、何やって、大和!」
「まだ、身体熱いでしょ?
だから、鎮めるんです。」
俺は瑠希さんの胸元に指を這わし、そして熱い身体を撫で回す。
「もういいって!大和・・!」
俺はあえて何も聞こえないふりで瑠希さんの身体を撫で回した。
だって、
もう我慢なんてできねぇんだもん。
