ホストクラブの罠(不良総受け)
第13章 透吾vs大和
―――――瑠希視点―――――
熱い
頭クラクラする
俺何してんだ?
ここ
どこだ?
なんで
大和が俺を抱き締めてるんだ?
「瑠希さん・・・」
少し掠れた大和の声が背中越しに聞こえる。
「何やって・・・熱い・・離れろばか」
「ごめんなさい・・・俺も・・ヤバくって・・・身体・・・熱くて」
「は?」
「俺も瑠希さんも透吾さんに媚薬盛られたんっすよ。だからこんなに・・・」
ギュッと後ろから強く抱きしめられる。
それだけで俺の身体はびくりと震えた。
「ばか、やめろって」
なんとか大和の腕を振りほどこうと頑張るが力が違いすぎる。
なんとも情けない事だ。
「んっ!!あっ!!!」
不意に首筋を吸われ自分のものとは思えない声が出てしまう。
舌でなぞられちゅうっと音を立てながら大和が首筋を責め立てる。
身体は痙攣したように小刻みに震えてしまう。
それが異様に恥ずかしい。
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